働き方について考える

労働時間を規制すればいいってもんじゃないでしょ

この話題、結構してるんですが、よくよく考えてみたら記事にはしてなかったようなので、記事にしておきます。

働き方改革とかいいながら、労働時間、残業時間だけにしか目を向けないのはおかしいと思っています。

 

ただ規制すれば短くなるもんじゃない

もう一週間以上前になりますが、サイボウズさんの広告が話題になりましたね。

参照:「ノー残業、楽勝!予算達成しなくていいならね」 サイボウズの煽り広告がよくぞ言ってくれた!

  • ノー残業、楽勝!予算達成しなくていいならね。
  • さようなら深夜残業。こんにちは早朝出勤。(苦笑)
  • 結果出せおじさんと、早く帰れおじさん・・・ふう・・・(ため息)
  • 労働時間削減、結局現場にムチャぶりですか?

ほんとにそうですよね。

基本的には、仕事が終わらないから残業が発生しているわけで、ただ短くしろと言って短くなるわけないんですよね。

それなのに早く帰れとばかり押し付ける結果、「ジタハラ(時短ハラスメント)」なんてものが出てきたり、結局仕事を持ち帰ってるだけだ、なんて話もあったり。

時間だけ規制したって、結局何も解決してないんですよね。

 

意識改革だけでは解決しない

じゃあ、労働時間を短くするためにどうすればいいか、となって一番最初に出てくるのが、「意識づけをさせ、生産性や作業効率を上げる」なんですよね。

従業員の作業の習熟度を上げるための取り組みだったり、日々帰宅時間を宣言して意識づけしたり。

実際、これらの活動が効果あることも知ってはいるんですが、大幅には変わらないですし、根本的な解決にはならないんですよ。

なぜなら、属人性が高い施策というのは、そもそも人によって効果に差が出るし、人の入れ替わりによって白紙に戻るからです。

今の時代、転職は当たり前ですし、従業員が定年まで勤め続けてくれる保証なんて、どこにもありません。

となると、人に依存しない方法を取らないと、労働時間増長を防止するための根本的な解決策にはなりませんし、働き方改革とはいえないと思うんですよね。

 

 

仕組みを変えるべき

そうはいっても、じゃあ、どうすればいいのさ、って言われそうなので、具体的に話をしていこうと思います。

ここでは、とりあえず思いついたもので、どんな仕事であっても当てはまりそうなものを記載していきます。

1. 自動化、ツールの導入等により業務量を削減する

まず一つ目は、至極簡単な話で、「そもそも業務量を減らせばいい」という発想です。

例えば、従業員が手入力をしているデータを自動で収集できるようにするとか、クラウドツールの導入によって、情報の同期や確認を簡単にする、とか。

データ入力、収集、印刷、等々、意識や人の知識、テクニックに依存せずに削減できる作業って結構あると思うんですよね。

それらの導入にはコストが必要だったりもしますが、そのコストをかけた結果、長期的に作業が減るなら回収できるんで、最初にかけてしまうべきです。

2. 業務フローを変更する

結構多いだろうなあ、と思うのが、一つ一つの業務フローに確認、連携等、人とのやりとりが多く発生しているケースです。

大企業になればなるほど増えると思いますが、何事にも確認や承認が必要になってきます。

もちろん、ある程度そういった仕組みは必要ですが、よくよく整理したり検討したりすれば削減できる部分ないですか?

また、実は一人でやった方がはやいのに、無駄に部署が分かれていたり、分業しなきゃいけなかったりしませんか?

3. 業務体制を変更する

2番と少しかぶりますが、業務の配分やプロジェクトの体制が不適切ということはないでしょうか?

例えば、Aさんは1の作業が得意で2が不得意、Bさんは2の作業が得意で1が不得意、となったときに、AさんもBさんも1,2両方の作業をしなきゃいけない構造になっていたり、はたまたそれぞれが不得意な作業をしなくちゃいけない体制になっていたりしませんか?

それぞれの得意に合った業務の振り方や体制にすることで、それぞれのパフォーマンスが最大限になり、業務効率が向上するのではないでしょうか?

これ、属人的だと思われるかもしれないんですが、「人の頑張りで効率化する」のと、「人に合わせた業務配分によって効率化する」というのは、雲泥の差だと思うんですよね。

効率化できるかどうかが属人的になってるのが前者で、効率化するための配分をどうするかが属人的になってるのが後者なんで。

 

大変なのは知ってます

こうやって書いてきたものの、色々と難しい問題があることは知っています。

この問題の根底には、新卒一括採用や終身雇用といった、現行の制度に問題があることも重々承知しているので。

でも、自動化やツール導入だったり、業務フローの改善だったり、今でもできることってあると思います。

ただただ労働時間を削減しよう、というのではなく、ちゃんと仕組みも変えて、少しずつ真っ当な働き方改革が推進されることを切に願います。

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