エンタメについて考える

人狼TLPTがコンテンツとして凄い

先日、人狼TLPT(舞台『人狼 ザ・ライブプレイングシアター』)を初めて観てきました。(#28:VILLAGE XIV 月凍る夜)

前々から知っていて観たいとは思っていたものを初めて観てきて、色々と感じたものがあるので、記事にしていきたいと思います。

 

人狼TLPTとは

まずそもそも人狼TLPTとはなんぞや、という方も多いかと思うのですが、ざっくり言うと、「役者が役になりきって人狼ゲームをしながら物語を紡いでいく舞台」といった感じでしょうか。

舞台『人狼 ザ・ライブプレイングシアター』公式サイト

“これより始まるは……今をおいて他にない、たった一度の物語。”

舞台『人狼 ザ・ライブプレイングシアター』(人狼TLPT)はステージ上の13名が言葉を尽くし、千変万化の物語をアドリブで紡ぐライブ・エンターテインメントです。

出演者がルールに用いるのは人気パーティーゲーム「人狼」。脚本はオープニング以外まったくなく、開演直前に6種類13枚のカードで決まる役割に従い人間 vs 人狼の戦いを即興で繰り広げます。

13名の中に潜んでいる3匹の人狼を、人間たちは処刑できるのか? それとも人狼たちが正体を隠し通し、ついに彼らを滅ぼしてしまうのか? 繰り返される昼と夜が、手に汗握る人間ドラマを描き出します。

さらに誰と誰と誰が“人狼”なのか、客席の正解者には記念品をプレゼント!

ーーアナタは、巧妙なウソにダマされる。

私が以前出演した「ホリエモンの飲み人狼」なんかも人が人狼をしているところを見て楽しむコンテンツなわけですが、人狼TLPTはそこに更に役者による役になりきりの演技が入るため、舞台とボードゲームの見事な融合、といった感じです。

で、その人狼TLPTは、同じテーマ、演者の講演でも毎回物語が変わる、といった特性があるので、同じテーマの講演期間中でも毎回観に行くようなファンもいますし、去年は宇宙兄弟、今年はドラクエといったコンテンツとコラボするほどの人気のあるコンテンツなんです。

 

なぜ観に行ったか

今回なんで人狼TLPTを観に行ったかというと、元々私が人狼ゲームを好きな中、人狼TLPTの話を聞いて興味があったというのもありますが、一つの大きな要因は、ゲームを基に作られた新しいエンタメコンテンツの成功例を一度ちゃんと観ておきたかったからです。

人狼TLPTって、世間的な知名度が十分かというと、正直まだまだ知らない人も一杯いるとは思うんですが、前段で記載したとおり十分に成功している例だと思いますし、何よりもたくさんの人が面白いと言うのを聞くんですよね。

私が思い描くやりたいことの一つに、ゲームを中心とした色々なエンタメコンテンツの展開というのもあるため、現在成功している人狼TLPTって実際どんな感じなんだろう、と思って、ずっと観に行きたいとは思っていたんですよね。

あとは、人狼TLPTに関わっている人に少なからず縁がありまして、先日の「ホリエモンの飲み人狼」でも人狼TLPTの方と共演させていただいておりますし、アドバイザーをやってらっしゃる児玉健さんとも面識があったりで、やっぱり観に行きたいな、と思ったわけです。

 

コンテンツとしての完成度がものすごく高い

で、実際観に行ってどうだったかというと、面白かったのは言うまでもなく、何よりコンテンツとしての完成度の高さがすごいな、という感想でした。

以下、個人的にすごいな、と思ったポイントです。

  • 舞台としてのクオリティが高い
  • 受け身ではなく観客も主体的に楽しめる
  • 強いライブ要素

まず、なんといっても舞台としての演技、演出のクオリティが高いです。

これは、他の人狼コンテンツと大幅に違うところだと思うんですが、やっているのは役者の方々ですし、事前の稽古があったり、舞台の演出も凝っていたり、やっぱり純粋に舞台として完成度が高いんですよ。

私は舞台とかあまり行ったことない人間なので、ちゃんとした目を持っているかというとそうではありませんが、発声、演技、演出等、素人目にも素人とは明らかに違う、プロの舞台なんだな、というのがわかります。

さらに言えば、人狼TLPTの場合、毎回演技が決まっているわけではなく、ゲームの進行に応じて役に適した演技をアドリブでしなきゃいけないわけで、それであれだけの演技ができているのは本当にすごいな、と思いました。

あんまり変に書くと偉そうだとか思われるかもしれないので、これはこのへんで。

次に、人狼TLPTの特徴の一つが、観客がゲーム内の役職(誰が人狼か、とか)を予想するシステムがありまして、途中で答え合わせしながら進行したり、正解者の人にはプレゼントがあったりするので、観客もただ受け身で舞台を見るだけでなく、人狼ゲームに参加しているような感覚で推理を楽しむことができる、というのは非常に良いコンテンツだなあ、と思いました。

受け身ではなく主体的に入っていけるコンテンツだと、観客の没入感が上がってより楽しめるというのもありますし、舞台とかが好きじゃない人でも、単純にゲームコンテンツとして楽しめるというのは非常に良いな、と。

あと、恐らくポイントになっているのが、途中での答え合わせで、人狼ゲームや推理があまり得意でないという人にも、随時答えを見せながら進行することで、推理がしやすくなったり、展開が整理しやすくなったりする仕組みになっていますし、観客を置いてけぼりにせずにちゃんと巻き込めるようになっているんですよね。

そして、最後にライブ要素についてなんですが、これは大きく分けて2つあります。

一つは、最初の方でも触れたとおり、毎回物語が変わるため、その後何が起こるかは誰にもわからず、展開を常に楽しめるということ。

内容が決まっている舞台だと一度観たらその後はよっぽど好きじゃないと観なかったりすると思いますが、そもそも毎回物語が違うので、何度でも楽しんで観れるんですよね。

今回も明らかにアドリブなんだろうな、という面白いやりとりがあって、とても楽しかったですし。

そしてもう一つが、人狼ゲームで夜の時間と言われる、裏でゲームが進行している間に、既にゲームから除外された演者が前に出てきて色んな話をする場面があるのですが、そこで観客とのコールアンドレスポンスをやったり、その場に応じて色々な話をしていたりと、お客さんとの距離が近いんですよね。

さらに、役とは全然違った雰囲気で素が出てるような感じなので、すごい親しみやすいんですよね。

舞台と舞台裏とか楽屋とかみたいな様子をまとめて観てるような感覚でして、非常にライブ性というか、その場にいて楽しめる要素が強いな、と。

これは毎回観に来る人の気持ちも分かるなあ、と素直に感じました。

 

お手本になる

思ったより長文になってしまったんですが、つらつらと人狼TLPTを観に行って感じたこと等、書いてきました。

書いていてより強く思いましたが、これは新しいエンタメコンテンツの形としてお手本になりうるものだな、と。

単純に舞台としてクオリティが高いとも思いますし、ボードゲームと舞台の融合という新しいものですし、その舞台の形も既存の舞台にとらわれず、様々な工夫がされていると感じました。

それによって、これだけの人気コンテンツになって、たくさんのファンがついているんだと思います。

私もゲームを中心とした新しいエンタメコンテンツは作っていきたいなあ、と思っているので、今回観て思ったことを忘れず、参考にさせていただきたいと思います。

関連記事

  1. いさおの現状や思考など雑記

    「ゲームマーケット2017秋」に出展します

    ここではちゃんと記事にしていなかったな、と思ったので記事にしておきます…

  2. ○○を武器にする

    私は種類を問わず「ゲーム」が好きであるという武器

    少し前から意識というか実感してきたことですので、記事にします。…

  3. いさおの現状や思考など雑記

    やっぱりゲームが好き

    最近強く実感するので、記事にします。タイトルにゲームとあります…

  4. エンタメについて考える

    分野外の人の感覚の重要性

    最近私はもっぱらゲームの人になってまして、デジタルもアナログも色々な情…

  5. エンタメについて考える

    プロになれなきゃただのゲーマーとして見られる実情

    ゲームがもはやスポーツ化してますよね、っていう話は以前にも触れたんです…

  6. エンタメについて考える

    ゲーム実況系YouTuberが羨ましい話

    ここ最近結構思っていることなので、記事にします。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 働き方について考える

    「管理職=優秀・目指すべきもの」の構図やめようよ
  2. いさおの現状や思考など雑記

    フリーランスも一歩間違うと社畜になる気がする
  3. いさおの現状や思考など雑記

    現状と理想を語る(2017年10月度)
  4. 個人が稼げる仕組み・サービス

    アフィリエイトとコンテンツの質は密接に関係している その3
  5. 働き方について考える

    仕事内容の優先度が低すぎてやばい
PAGE TOP